「似合う服」と「好きな服」が違う
私はイメージコンサルタントとして、パーソナルカラー診断や骨格診断を通して「似合うファッション」を診断・提案するお仕事をしています。
このお仕事をしていると割とよく直面するのが、「似合う」と「好き」が違う問題です。
実は、私自身も「似合う」と「好き」がピッタリ一致しているタイプではありません。
私の場合、
パーソナルカラー:ウィンター(ブルベ冬)→でも、好きなのはサマー(ブルベ夏)
骨格:ウェーブ→好きなのもウェーブのテイスト
という感じです。
骨格は好みと似合うものが一致しているんですが、色は好みと似合うが違います。
もし、あなたが同じような状況になったら、どうしますか?
もちろん、好きなものを優先させるという選択もアリです。
好きな色やデザインを着るとそれだけで気分が上がるので、楽しいですよね。
でも、似合うものを着たらどうなるのか実験してみたかった私は、それまでは着たことがなかった色をあえて着てみることにしました。
すると、思っていた以上に「その服、いつもとイメージ違うけどいいね」「そういう色着てるの珍しいけど、似合ってるね」と言われる回数が増えました。
パーソナルカラーなんて全く知らなそうな人からもすごく褒められました。
パーソナルカラー診断で「似合う」と言われるまで全く見向きもしなかった色でしたが、周りに褒められるとやっぱり嬉しいので、今ではとっても好きな色になりました。
たくさん褒められると不思議と自信もついてくるもので、似合う色を着ている時は気持ちも前向きになるような気がします。
骨格に関しては、似合うものと好みが大体一致していたので「似合う」と「好き」という意味での葛藤はあまりありませんでした。
でも、診断を受けたことで、
「なんかこういうデザインは似合わないんだよな」
「可愛いと思うし好きなデザインなんだけど、着るとなんかしっくりこないんだよな」
と思っていた服の理由が分かって、「あれは骨格のせいだったんだ!」と納得することができました。
パーソナルカラー診断や骨格診断は「似合う」を分析する診断ですが、似合うものが全てではありません。
推し活やオタ活など「好き」が大事な場面もあれば、就活や婚活など「目的」が大事な場面もあります。
もしくは、「なりたいイメージ」が大事な場面もあるでしょう。
診断を受けると似合うファッションの傾向が分かるので、自分の個性を客観的に把握することができます。
その個性を活かした上で、「好き」や「なりたいイメージ」に近づけることで、より自分らしいファッションを楽しめるようになるんじゃないでしょうか。
私は、ファッションやメイクに、実は「正解」って無いと思ってます。
「似合う」「好き」「なりたい」どれを優先するかは人によっても違うし、時と場合によって変えていいと思います。
服装やメイクは外見を整えるための行動ではありますが、内面も大事です。
「自分が満たされる装い」を見つけるためのツールとして、パーソナルカラー診断や骨格診断を使ってもらえたらいいな、と思っています。
「似合う」を知りたいけど、「好き」と違ったらどうしよう……と迷っている方がいたら、ぜひ私に相談してください。
「似合う」と「好き」が違う場合、どのように「好き」を取り入れたらいいのかアドバイスしますよ。